【親のいえ相談室#03】「これからのことは、一度で決めなくていい」
母が亡くなり、父がひとり暮らしになってから、我が家でもこれからの暮らしや家のことを話す機会が増えました。
実はいちど、本格的に家を売る方向で動き始めたことがあります。
決めたらすぐに動き出したいせっかちな父は、家の中のものをどんどん片付け、自分でリサイクルショップに持ち込み、引っ越し先まで早々に決めそうになっていました。
私のほうが「ちょっと待って、まだ何も決まってないし、売り出してもいないよー」って止めるくらい(笑)
でも、そこまで進めてみたからこそなのか、いざ本当にこの家を離れることを考え始めると、父の気持ちは少しずつ揺れ始めました。
本当に手放してしまっていいのか。
ここを離れて後悔しないのか。
そして最終的には、「やっぱりこの家でできるだけ長く暮らしたい」という結論になり、売却の話はいったんストップすることになりました。
なんともまぁ人騒がせな父ですが、まだ売却活動をスタートする前の話なので、私以外誰にも迷惑をかけていないのがせめてもの救いですね😢
いま、当時を振り返ってみると、実は迷っていたのは父だけではなかったような気がします。
このまま一人で暮らして大丈夫だろうか。
住み替えたほうが安心なんじゃなか。
でも、本人がここにいたいのなら、それを大切にしたほうがいいんじゃなか。
…と、私も姉も迷っていました。
親の家のことって、一度話し合えば答えが出るものではないのだと思います。
親も迷うし、子どもも迷う。
一度「こうしよう」と決めても、やっぱり違うかもと思い直すこともあります。
我が家も一度はかなり本気で売却に向かって動きましたが、結局父は今もこの家で暮らしています。
あのとき売らなくてよかったのか。
これからもずっとこのままでいいのか。
正直なところ正解はわかりません。
でも、また折りに触れ父とは話し合っていこうと思っています☺️







