「空き家で一番大切なのは“管理”ではありません|近隣トラブルを防ぐたった一つの方法」
最近、テレビや新聞などで「空き家問題」が取り上げられる機会が増えています。
中には「行政代執行により解体された」といったニュースを見て、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
実際に私たちも、これまで空き家の管理や近隣の方からのご相談を数多く受けてきました。
その中で強く感じることがあります。
それは、
空き家問題の多くは“建物の状態”ではなく“人との関係”で起きているということです。
では、空き家を「放置空き家」と思われないために、何をすれば良いのでしょうか。
実はとてもシンプルです。
近隣の方に連絡先を伝えておくこと。
これだけで状況は大きく変わります。
「そんなことで?」と思われるかもしれませんが、
近隣の方が一番不安に感じているのは、
“何かあった時にどこへ連絡すればいいかわからない”
という点です。
例えば、台風や地震のあとに瓦が落ちそうになっている、雑草が伸びてきている、
そういった時に連絡先がわからなければ、近隣の方はまず役所へ相談されます。
すると、行政側から見ると
「この空き家は放置されているのではないか?」
という判断につながることもあります。
一方で、連絡先が分かっている空き家はどうでしょうか。
「何かあれば連絡できる」
この安心感だけで、近隣の方の受け止め方は大きく変わります。
「連絡先を伝えると、頻繁に連絡が来て大変なのでは?」
と心配される方もいらっしゃいます。
ですが実際には、日常的に何度も連絡が来るというケースはほとんどありません。
むしろ、災害時や緊急時に一度連絡がある程度です。
実際にあった事例をご紹介します。
ある空き家を当社で管理させていただいていた際、
所有者様の連絡先を近隣の方にもお伝えしていました。
すると後日、近隣の方から
「近くに駐車場がなく困っているので、使わせてもらえないか」
というご相談がありました。
所有者様は「料金は不要です」とおっしゃり、
代わりにその方が定期的に草刈りなどを行ってくださることになりました。
その結果、
いつ見てもきれいに管理された、とても空き家とは思えない状態が保たれました。
このように、
空き家は"負担”になるだけでなく、近隣との関係によっては良い循環が生まれることもあります。
また、「定期的に通って管理しているから大丈夫」と思われている方も注意が必要です。
例えば、遠方にお住まいの方が月に1回訪れて手入れをしていても、
近隣の方から見ると「ほとんど人が来ていない空き家」と感じられることがあります。
さらに、その訪問のタイミングを近隣の方が認識していなければ、
「何ヶ月も放置されている」と誤解されてしまうこともあります。
だからこそ大切なのは、
見えない管理ではなく、“伝わる安心”です。
空き家を放置しないために、まず最初にやっていただきたいこと。
それは、
お隣や向かいの方へ一言ご挨拶をし、連絡先をお伝えする
たったこれだけで、
特定空き家と見なされるリスクや近隣トラブルは大きく減らすことができます
空き家問題は、決して特別な人だけの問題ではありません。
誰にでも起こり得る身近なテーマです。
だからこそ、難しいことではなく、今すぐできる小さな一歩から始めてみてください。
「空き家の管理や売却についてお悩みの方は、お気
軽にご相談ください」







