不動産購入のトラブル相談
あってはならない不動産トラブルについて
不動産仲介の仕事をしていると様々な不動産トラブルのご相談をいただくことがあります
その中でも少し珍しいトラブルをご紹介します
もう数年前のお話なのですが
弊社は買主様の担当不動産会社でした
売主様の仲介会社には別の不動産会社の方が担当されています
取引自体には何の問題もなく、売主様・買主様にも喜んでいただき、滞りなく手続きは完了しました
しかしその数時間後に問題が発生しました
突然買主様からご連絡があり、前の方の住民票が残っているので、母子手当が受けれないとのご連絡でした
各市町村によって取り決めが若干違うのかも分かりませんが、買主様が購入された家に、別の方の住民票が残っている場合は、同居している人がいるかもわからないという事で母子手当の手続きが一旦ストップしてしまうそうです
通常住宅ローンを利用する場合は、購入前に住民票の移動をしますが今回は現金購入だった為に引き渡し後に問題が発覚しました
すぐに先方の不動産会社に連絡をし事情を説明しました
売主様にもすぐに連絡を取っていただいたのですが、既に住民票の移動が完了されていました
そこで、よくよく役所に問い合わせで調べてみると、なんと売主様の別れた旦那様の住民票がそのまま残っていたのでした
※役所の方もプライバシーの問題があり、誰の住民票が残っているかについてはお教えいただけませんでした
売主様からすぐに別れたご主人に連絡をしていただき、その日のうちに住民票の移動を完了する事ができ、何とか事なきを得ました
不動産のトラブルと言うと、雨漏りや設備の故障などそういった建物に対する不具合等が多いと思われがちですが、まれにこのようなトラブルも発生します
特に母子手当を支給されているご家庭の方はご注意が必要です。